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    Q1.入射光測光と反射光測光の違いは何ですか?
     
    A1
    入射光測光方式は被写体に当っている光の明るさを測定するので、被写体の色などの影響を受けず適正露出を求めやすいのですが、原則として露出計を被写体の位置で使用するので不便な場合もあります。

    反射光測光方式は被写体に当って反射してくる光の明るさを測定するもので、例えば被写体のある部分に重点をおいた露出設定や発光体などの撮影目的に適しています。この方式は被写体の色や反射率などの影響を受けるので測定結果は被写体の反射率を18%と想定して、白や黒色もグレーに再現する露出値となります。従って同じ照明条件でも白や黒色のように反射率が18%より外れているときには補正が必要になります。

    被写体の反射率は相当白く見えても90%、反対に真黒に見えるものでも3%程度あります。平均値として18%が露出計に使われており、グレーチャートなどと称して小さなボードも市販されています。 実際の撮影時の被写体は色や反射率が多種多様ですから補正量は露出に関するいろいろな図書などを参考にされて独自の値を決めることになります。

    またポラリスメーターの場合、測光している範囲が約35°であることを考慮する必要があります。

    (別売りポラリススポットビュー10は約10°です。)

     

     

     

    Q2.校正定数C、Kについて教えてください。

    A2
    入射光測光方式の場合は照度(ルックス)を測定しています。 このルックス値をカメラの露出値(fナンバー、シャッター時間)として表示するために変換係数を含めて計算しますが、この係数を校正定数といい、C値で表します。 反射光測光方式の場合は輝度(カンデラ)を測定し、校正定数Kを用います。

    ポラリスメーターは C=330 K=13を採用していますが、メーカーや機種によって若干異なる値のものもあります。
     
     

     

    Q3.カメラ内蔵の露出計との違いについて教えてください。

    A3
    最近のカメラには殆ど露出計が内蔵されていて一眼レフカメラでは、レンズを通った光を測光するいわゆるTTL方式になっています。さらに露出精度を上げるためのいろいろな工夫がされていて良い結果が得られています。

    しかしこのカメラ内蔵の露出計は基本的に反射測光方式である点を考慮する必要があります。(@入射光測定と反射光測定の違いの項参照)

    この点でポラリスメーターを入射光測光方式で使用すれば、被写体の反射率などによる補正等を考慮する必要がなく、またカメラの機種の違いによる差などが無視でき露出のバラツキの少ない写真の仕上がりが期待できます。

    またカメラに内蔵されているストロボ光のほかに単体ストロボを増灯して撮影する際の露出をあらかじめ求める場合などは単体露出計が必要です。
     
     
     
    Q4.絞り(F値)のステップ幅について教えてください。

    A4
    カメラのレンズなどに表示してある絞り値は
    F1.4、2、2.8、4……のようになっていますが、この数列は 1を通る公比√2の等比数列になっていて絞り値が√2倍になると露光量は1/2になり、1絞り、1段、1ステップ、1EV差などと表現しています。(以下ステップで表現)
    ポラリスメーターはこの1ステップの1/10の単位までを測定してアナログドットで表示しています。

    大型カメラのレンズでは1/3ステップの設定ができるものがあり、一般のカメラ(デジタルも含む)でも露出設定を1/2や1/3ステップに設定できるものがあります。

    ポラリスフラッシュメーターでは1/3、2/3ステップに相当する個所に指標に常時表示していますから瞬時にその値を読み取ることができます。


    1/3ステップの絞り表示は公比6√2の等比数列でF5.6+0.6EVの場合F5.6+2/3ですからF値は7.1になります。 参考までに1/2,1/3ステップの場合の絞り値は次のような値になります。(カメラメーカーが採用している数値と異なる場合もあります。正確な数値はJISB7106で決められています。)

    〈絞り1ステップ〉
    1.0、1.4、2.0、2.8、4.0、5.6、8.0、11、16、22、32・・・・

    〈絞り1/2ステップ〉
    1.0、1.2、1.4、1.7、2.0、2.4、2.8、3.4、4.0、4.8、5.6、6.7、8.0、9.5、11、13、16、19、22、27、32・・・・・

    〈絞り1/3ステップ〉
    1.0、1.1、1.3、1.4、1.6、1.8、2.0、2.2、2.5、2.8、3.2、3.6、4.0、4.5、5.0、5.6、6.3、7.1、8.0、9.0、10、11、13、14、16、18、20、22、25、29、32・・・・・

    赤字は1ステップを表しています。
     
     
     
    Q5.適正露出とPL(プログラムレベル)について教えてください。

    A5
    撮影者の好みに合った写真=適正露出であるとすれば、露出計によって得られた標準値を自分なりに補正して、カメラにセットすることになります。いわゆるプロといわれる人達は露出計で得た情報をそのまま使用することは少ないものです。

    「好み」以外にも使用するカメラ機材の個性や接写時などのような撮影条件を加味して露出計にその補正情報をあらかじめセットするのがPLです。

    例えば1/3ステップ分だけアンダー側に露出したい場合、+III(3ドット)にセットしておけば、測定結果は1/3絞り分シフトして表示されます。そして表示パネルにPLマークが点滅して表示され電源をOFFしてもその値は保持されています。 プログラムレベルを設定するといずれの測定モードも全てこのモードに移行します。
     
     
     
    Q6.EVについて教えてください。

    A6
    EVはExposure Valueの略です。フィルム面(CCDでも同じ)に与えられる露光量はレンズのFナンバーとシャッタースピードの組み合わせによって決まりますが、この露光量を対数的に表したものです。 シャッタースピード1秒、絞りF1.0のとき、EV 0としてEV値が1増えると露出は1段上がり、1少なくなると1段下がることになります。
    1/60秒 F4、1/30秒 F5.6、1/15秒 F8……は全てEV10で同じ露光量になります。

    ポラリスメーターでは例えば 1/60 F4と測定値が表示された後、モードボタンを1回押すと、EV値に換算して表示する機能も備えています。

    最近のカメラではEV値をカメラにセットするものはないようですが、このEV値は例えば明るさの比較をする時などに使うと便利です。この場合は専用平面受光アダプター(別売)の利用をおすすめします。写真誌などに「カメラ内蔵ストロボの明るさは公称ガイドナンバー10に対し、実測値は8.8なので0.37EVアンダーである……」などの記事を見かけます。

    これは 2 log 8.8/10 / log2 ≒ 0.37 と計算されますが、対数であることに注意が必要です。 ちなみに0.1EV差は約7%の光量差になります。以前によく使われていたLV(Light Value)値は最近ではあまり使われていないようですが、この場合はISO100(フィルム感度)のときのEV値と同じです。
     

     

    Q7.ストロボのマルチモードについて教えてください。
     
    A7
    ストロボ撮影をするときに、マルチ発光と称して1回の撮影にストロボを複数回発光させることがあります。 例えば比較的暗い場所で静止した被写体を絞り込んで撮影するようなときにストロボの光量不足を補う目的の時などです。このような場合絞り値の決定は理屈では簡単ですが、間違い易いものです。 ポラリスメーターの場合にはストロボを1回発光させて絞り値(F)を求めその発光を例えば5回繰返したときの絞り値はMULTIボタンとアップキーの操作で簡単に求めることができます。 また、F32に絞って撮影したい場合に何回発光させればいいのかも同様に表示することができます。
    (最大9回発光まで)


    このモードによって得られた絞り値はストロボの発光が、毎回同じ発光量であるととの前提で決められます。従ってストロボは一定の場所で充分にチャージ(充電)した状態で使用することが必要です。


 

 

 

 

 

 

 

 


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